09月24日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その1(2012年9月24日掲載)

先週のマーケットに話を移そう。9月19日(水曜日)、都合7回シリーズで起こる天王星/冥王星のワクシングスクエア(2012年6月24~2015年3月17日)の2回目が発生。この日、オールオーディナリーズ(豪)、日経平均株価、ハンセン指数(香港)を含むアジア環太平洋地域のいくつかの市場で、重要な数カ月ぶりの高値を示現させている。しかしながら、9月17に5,652まで騰がったNIFTY(印)を除いては、どの市場も年初来高値を更新していない。NIFTYにしても4年サイクルの高値には届かず、2010年11月12日の高値6,335を下回っている。
中国では状況が逆でシチュエーションは最悪。上海総合指数は9月21日、2,018まで下落したが、これは2009年2月以来の安値水準であった。
一方、先週のヨーロッパ市場は市況良好。特にDAX(独)とSMI(スイス)は両市場とも金曜(21日)、年初来高値を更新するまでに反騰。反面、FTSE(英)やAEX(蘭)、MICEX指数(露)においても、先週の相場は年初来高値を更新するには至っていない。さらに、これらの株価指数のどれひとつとして、2011年につけた4年サイクルの天井を突破した相場は無かった。