10月3日、金星は乙女座に入居し、同月28日まで滞在する。
また10月5日には水星と土星が蠍座に入居(但し日本時間では土星の入居は6日になる)。土星はここから向こう3年、蠍座に滞在し、一方水星は10月29までの滞在となる。
そして最後に、火星が10月7日に蠍座から射手座にサインチェンジ。
これはつまり、今週4つの(主要)惑星のサインチェンジが重なるという事を意味し、これは共同体、とりわけ投資の現場内において意識された大きな変化を暗示している。
いったい何がこのような強力な変化をもたらすのだろうか?私にもハッキリ言えない。
ただ、結局言える事は、目下多くの市場において、長期トレンドの反転が起こりやすい節目に来ているという事か。
勿論、上記のなかで最も重要な変化として挙げられるのは、土星が天秤座から蠍座に移行して向こう3年間を蠍座に滞在することである。
この事については『フォーキャスト2012』で長文を記した【日本版57ページを参照の事】が、これは審判の時(Time of Reckoning)を象徴しており、負債にまつわる全ての事象と関連している。
(先送り先送りで)路地から蹴り出された缶は、今や道の行き止まりに行き着いた。そしてその行き止まりのその先は、恐らく2013年1月1日に期限を迎える、世にも怖ろしい財政の断崖 (Fiscal Cliff)かもしれない。
そして、10月4日に比較的重要な惑星の転換が発生。木星の逆行である。
この前後1週間のエリアで株式市場が再度上昇し、現行サイクルの高値を更新する可能性は、いまだに存在する。もしそうなれば、「財政の断崖 」はもっと明瞭に見えるようになるかもしれない。
一方、そのかわりに、もし木星逆行がサイクルのボトムと関連するようなら、おそらくは10月6日(日本時間7日)から11月16日(日本時間17日)までの火星の射手座入居の時間帯にかけて、株式市場では再度新高値更新に向けた反騰の機会を与えてくれるのではないか。
射手座の火星の下では全てが誇張される。これは多くの場合、世界にとって不合理なまでの活力、またはヒステリーやパニックの時期だ。好戦的ともなり得るであろう。