しかしながら我々は、2012年6月~2015年3月まで長期間続く天王星/冥王星のワクシングスクエアの影響下にある。
これは根底に存在する勝利への欲動に動かされ、どんな攻撃もいとわないという組み合わせだ。
勿論、天王星と冥王星が妊娠中絶への支持と反対、エネルギー自給問題、税金、そして4D( 負債/debt、赤字/deficits、格下げ/downgrades、債務不履行/default )などのような、今日の重要問題に関連しているというのは言うまでもない。
だが、冥王星に絡むハードアスペクトはどんな場合においても、思いがけない(天王星)中傷で対立する側の名声を傷つけるような、陰険な方法を使って権力や支配権をつかみ取る事を象徴する場合がある、というのも真実なのだ。
都合7回シリーズで起こる天王星/冥王星の(正確な)スクエアの2回目が9月19日に形成されるのを間近に控え、候補者2人と両名がそれぞれ所属する党の政治要綱の違いはよりはっきりしてきそうだ。
この選挙でまだ意志を決めかねている有権者はそう多くないだろうと思う。
2人の間に横たわる深淵はあまりにも大きく深いからだ。
大統領候補による討論会は10月3日と16日、そして22日に予定されている。そして投票日は11月6日である。
アストロロジーに携わる者達にとって論点になりうるのは、2008年に天王星が土星にオポジション(180度)を形成していた時のように、天王星の影響がリーダーシップ自体の方向性を180度転換させたか否かという点だ。
即ちこれは、やはり2008年にそうであったように、最も先進的な考えを持ち進歩主義を掲げた候補者を指し示すのだろうか?
天王星はチェンジ(change)を象徴化している。
2008年、オバマはもっともらしくも「チェンジ」という名のマントを身にまとい、現状維持の守護者になり損ねた人物としてマケインという仇敵を作り(それを攻撃し)、大統領選に勝利したのであった。
ただ今回、オバマはこの時と同じ手が使えない。何故なら現状(に至るきっかけ)を作り、現状に至らしめたのは、誰あろうオバマ自身なのだから。