いまは金と白金

ゴールドでも、プラチナでも上に行く時が来ている。ほかのものは、あとからついてくる。
だし昆布のたぎりゐる湯に豆腐かな 泡水生。
豆腐は、なににしてもおいしい。
大根卸しを乗せ、たっぷりの濃口醤油をかける。
だしをよく取った、豆腐の吸い物よし。
すき焼きに、豆腐と白い葱が入っていないと食べる気がしない。
すき焼きの残りを、次の日の朝冷めたまま、豆腐のかけらや、くたくたになった白葱を選び出すのも楽しみだ。
食欲がないというのは、なにか食べようと思うからで、食べようと思わなければ、決して食べる気にならない。
ものを食べないことは気持ちがいい。
おいしいものを食べて、お腹が重くなるのは苦しい。胃腸が働いている。
相場のほうは、上に行こうとしている。
とにかくゴールドが強いのだから仕方ない。
プラチナも上に行こうとしている。
他の商品も、順番を待って上に行く。
要するに、比較感である。
金があの時、それぐらいだったのに、いま金はもうこのぐらいに騰がっているから、もっと高くなって良いだろう。
相場というものは、日柄であり、比較感である。ゴールドは、まだまだ高くなる。
金が高くなれば、プラチナが買われる。
プラチナが高くなれば、金がまた押し上げられる。
金も、プラチナも高くなる時期に来ているのだ。
人が、みんな上だ上だというときに、一人反対してみてもなんにもならない。
とにかく、ゴールドを買っていく時。