10月01日付 メリマンコラム 《長期見通し》 その2

 はたして2012年の大統領選は、投票時、または票の集計段階で不正行為に汚染されるのだろうか? これはその時点とそれから少し先まで効力を発揮するジオコスミック・サインが示すように、可能性の一つとして起こり得ることだ。
実際、ジオコスミックな背景からは、いくつかの陰謀説にとって十二分のネタを提供するもので、それ自体が、天王星が今から2015年までその強力なワクシングスクエアを冥王星に対して形成するという、その本質と合致している。すなわち、天王星は大規模な混乱、予期せぬ結果、方向転換と同期する。そして冥王星は( 他のあまたの可能性と共に )、力を持つかまたは秘密裡に働き、犯罪目的さえ持つかもしれない一団の人々による、舞台裏の術策を通じた結果報告の改ざんへの動きと同期する可能性を持つ。
 1972年の選挙に端を発したウォーターゲート事件を思い起こしても、当時ジョージ・マクガヴァン候補を擁した民主党本部に共和党の工作員が何度も不法侵入を繰り返すなど、多くの陰謀に充ち満ちていた。この時の選挙は、マクガヴァンが地滑り的な大敗北を喫して終わった。だが共和党の大勝利への祝賀気分は長くは続かず、ニクソン大統領はこうした秘密裡の、舞台裏で犯された犯罪行為の中心に立って退陣を余儀なくされた。替わって大統領に昇格したジェラルド・フォードによる大統領特別恩赦が無ければ、ニクソンは刑務所に送られていたかもしれない。こうした事件の全貌が明るみに出たのは1974年のことで、当時の惑星アスペクトはその原理において、2012年〜2015年に発効するジオコスミック・サインのいくつかと類似点を持っている。
 先週次の通りのべた『私には読者の皆さんと分かち合いたい考えがある。それは選挙に関する物事で、いわばアストロロジカルな陰謀論だ。結局のところ、天王星は冥王星とスクエアを形成しており、これは無数の権謀術数を示唆するかなり重暗い力である。そんな訳で、私もまた、1つの陰謀説を抱いている。それは1)大統領選一般投票日当日(11月6日)に水星が逆行に転じる事 2)その4日後(日本時間では11月11日)に海王星が順行となる事 3)水星は11月26日(日本時間27日)に順行になる事。そして4)11月27日(日本時間28日)、山羊座で火星と冥王星がコンジャンクション(0度)を形成(更に27日は蠍座で金星と土星がコンジャンクション)する、という事実に基づいたものだ』。