10月01日付 メリマンコラム 《長期見通し》 その4

【註:陰謀論のつづき】さて選挙結果がついに発表される。これにはいくつかの可能性がある。

1)ミット・ロムニーが勝利する。暴力と暴動が全米にわたって勃発し、この結末は大衆に受け入れられない。戒厳令が布告され、金融市場は閉場となる。投票結果は真偽を問われ、新しい選挙を要求する声が拡がっていく。

2)バラク・オバマが勝利する。すぐに騒乱が起きることはないが、イスラエルとイランが互いに戦争を始め、それによって米国自身も参戦の見通しに直面する。だが、オバマはどちらか一方を支持することを拒否し、それに伴いオバマの弾劾を求める声が上がり始める。民主・共和両党間の問題、そしてイラン・イスラエル間の紛争に対しどう対応するかで緊張が高まる。

3)中東で戦争が勃発することにより、選挙結果は棚上げされる。勝利者の布告は棚上げ期間未定のままに据え置かれ、それが長引けば長引くほど米国の大衆はどんどん落ち着かなくなる。これが無秩序状態へと進行し始め、オバマの解任を望む声がよりエスカレートする一方、大統領は衆目を避け始める。彼が世間の目を避ければ避けるほど、彼を解任せよとの声が高まる。

 そして最後に 4)いや、実際は最後の可能性というわけでもない。何故ならこれほど強力に天王星が関わる時は、誰かが予測したその通りに行くことなど一つもないからだ。

 物事は期待どおりには進まない。ファイナンシャル・アストロロジャーの予測でさえも、その例外ではない。だが、これら全ての強力なジオコスミック・サインが生起するにもかかわらず、ドラマチックなことは何も起こらないという可能性に対しても、心を開いておかねばならない。