10月01日付 メリマンコラム 《長期見通し》 その5

 恐らく水星逆行はオバマが大統領に返り咲き、さらにもう4年、任期を務めることを意味するのかもしれない。
 米国は4年前と同じ問題(オバマ・ケアと国家の負債)を再度繰り返すことになり、次の4年間は手詰まりから抜け出せない。
 何故ならオバマが勝ち、共和党が下院の主導権を握り、上院おそらくは上院でも支配力を強めるからだ。
 ひょっとすると海王星の方向転換が下院と上院の議員選挙でいくつかの不正を示すかもしれないが、大統領選では何も起こらない。
 もしかすると、天王星/冥王星に対する火星のトランスレーションがイラン・イスラエル両国間の緊張を示唆するかもしれないが、力の行使を両国が自制することで、この危機は大きな衝突も起こらず回避される。
「財政の断崖」問題が控えていることから、やもすると株式市場は一服するかもしれないが、12月には財政計画のための歩み寄りを計る時間を新しい連邦議会に与えるべく、話し合いが始まる。当初の多大な恐怖の後、ひょっとしたら全てはうまく行くのかもしれない。それに、11月に方向転換しようとしているのは海王星で、海王星は夢と理想主義を支配しているのだ。
 だがそれは、2015年まで続く陰謀論の猛攻を終わらせはしないだろう。そして他の誰もがそうするように、私もまた、私達が道を進むにつれて何らかの陰謀説を分かち合うかもしれない。
 それは全て、人間活動のサイクルと天上のそれとの間に存在する相関性へのより深い理解を育もうという思いからだ。