いやはや、やってくれました。
ゴールは失業率を8%以下に持っていく事であったのだが、大統領選一般投票日(11月6日)までかっちり1カ月前のところで、数字は7.8%に落ちた。
それでもなお、9月のNFP(非労働者雇用者数)は前月比11.4万人増、とまだまだ小さすぎる。経済成長見通しを真っ当(healthy)に戻すには前月比20万人増(レベル)にまでもっていく必要がある。
当初、株式市場では雇用統計の結果を好感。ダウ9月14日につけた年初来高値13,653を更新して13,661を記録。数年来の高値を更新した。同じ米国株式市場でもS&P先物は高値には至らず。S%Pは1,466まで上昇したものの、9月14日につけた数年来の高値1,468を僅かに下回っている。
従って目下、米国(株式市場)では天体の重要変化ゾーン内で異市場間弱気ダイバージェンスが起こっているという事になる。
勿論、これは過去数週間にわたり、当欄で述べてきたことだが、このようなダイバージェンスは依然として世界の多くの地域に発生している。
金及び銀相場では先週、7カ月ぶりの高値水準まで上昇(共に12月限)。銀は10月1日3,544をつけ、金は10月5日に1,798を記録した。だがその後、金曜朝の雇用統計を受けて両市場共に反落。これもまた、今週末に火星が蠍座を去ると共に浮かび上がる懸念である(これについては短期見通しの欄で述べる)。