10月15日付 メリマンコラム 《長期見通し》その1

“世界的に深刻な景気減速に陥るリスクは驚くほど高い”

―10月9日発表、IMFの世界経済見通しに関する報告書より

金融アストロロジーに真剣に取り組んでいる人たちは、現在、蠍座に土星が入居した際に発生した大きな変化に対しての意識がある。このジオコスミックイベントは10月5日(日本時間6日)に始まり、途中14年12月23日~15年6月15日まで射手座にいるが(逆行の影響等で)15年9月18日まで続く。

土星、天王星、海王星、冥王星といった外惑星がサインチェンジする時、その惑星とサインの原理に従って、集団心理と活動の大きな変化に対応していく傾向がある。これと同じ事は、丁度一ヶ月前、およそ19カ月ごとのサインチェンジをした月のノースノードにもいえる。月のノースノードは9月2日に蠍座に入居。同サイン内で19カ月の運航を開始した。したがって、蠍のサイン(星座ではない)が強調されているので、その基本原則が矢面に立つ。蠍のサインはその支配星である冥王星同様、負債(debt)赤字(deficits)格下げ(downgrades)債務不履行(default)という“4つのD”を支配する。さらに、それは多くの国々における税制の変化と関係する。これらの領域は密接に関連しているのかもしれない。

そして、これらの問題に対する懸念は強まっている。何故なら 蠍座に入居している惑星が土星であるからだ。金融およびマンデーン(更に古典的な)アストロロジーで、土星は「責任」という原理原則を支配する。それは、それまでの行動による結果が最終的に実現されているという時間を表す。したがって「フォーキャスト2012」では、土星の蠍座入居を「債務」と「赤字」に関するすべての事項に置ける“最期の審判”と表現した。