以前、当欄で私は、9月19~10月8日に人間の集合心理の力学がシフトする可能性があり、それがホワイトハウスを取り巻くレースでの変化を指し示すかもしれないと記述した。
まさにその通りとなった。そして今、もう一つの —そして最後の — 心理的力学のシフトに向かおうとしている。
それは多くの金融市場における変化に関わると同時に、またしても米国大統領選の方向性に変化を生む可能性がある。
このシフトは太陽が負債を強調するサインである蠍座に入居する22日(日本時間では23日)から始まり、海王星が順行に転じる11月11日までの時間帯。この間、25日には太陽と土星がコンジャンクション(0度)、28日には火星と木星がオポジション(180度)、11月2~4日には金星が天王星/冥王星のワクシングスクエア(90度)とT字スクエアを形成(金星トランスレーション)、そして11月7日には水星逆行が起こる【註:全て日本時間】。
この内、火星/木星のオポジションと金星トランスレーションのある10月28~11月4日がこのシフトにおける最重要なパートになるのではないだろうか。
それはまた世界の株式市場における非常に大きな価格の揺れ動きにも関連している。何故なら火星はこの時、射手座に在泊しているからだ。