ウォール街に、なにか異変が生じないか。世界的な大不況のはじまりである。悪い事ばかりだ。
門燈のつかぬ夜多し冬ごもり 雉子郎。
東京金の相場は、非常に悪くなった。
4,400円を割ると、ズボッと下に抜けかねない。
世界不況である。
NYゴールドが1,700㌦を割ると、下げに勢いがつく。
東京金が4,300円で下げ止まるかどうか判らない。
今回の世界不況はなまやさしいものでない。
東京金4,200円で下げ止まりするか。
高値圏で25日余りダンゴになってしまっただけに、下げはかなりきつくなろう。
東京金が4,200円を割るか割らないかあたりまで下げると、世間の人は上昇相場をあきらめてしまう。
戻り売り、戻り売りの気分になる。
世界的な大不況ということを考えていないと、全体下げ相場の中で中途半端な値頃感で押し目買いだと思う。
恐慌相場というものは、なにもかもがポシャッてしまうまで続くものである。
先行き、この相場はかなり悪化し、長期化するだろう。
米国の財政危機も中国の景気減速も、世界中に知れ渡っている。
いうなら、まさしく恐慌相場である。
ヨーロッパもNYも東京も続落していく。
みんな身をかがめ、リスクを避けようとする。
この先ウォール街でなにが起こるか判らない。10月は黒い10月といって、ウォール街にガタか来ると、全世界に波及する。
先行きアカなんだという事がよく判る。