11月05日付 メリマンコラム 《回顧と展望》その1

天王星・冥王星のワクシングスクエアのご尊顔を拝みたいって?

そう先週に関して言えば、それは女の子で名前は「サンディ」だった。そして彼女は破壊的な自然災害、経済損失、そしてある意味において2011年3月に日本を襲った地震と津波を思い出させるような、人命への脅威となるエネルギーを解き放ったのだ。

2001年9月11日ニューヨーク・ツインタワービルへのテロ事件以来初めて、ニューヨーク証券取引所(NYSE)は2連続で休場となった。マンデーン・アストロロジーの研究では、天王星は強風、停電、そして地震を支配する。冥王星は生命の危険、作物、そして経済損失を支配する。スクエアはそこに含まれる惑星の持つ力学が示す、大きな挑戦と困難に関連するアスペクトだ。

世界の金融市場もまた、天王星・冥王星スクエアが持つ顔の一面をたっぷりと拝んだ ― 特に国債、貴金属、そして通貨市場だ。

10月31日(水曜)にNYSEでの取引が始まると全てが申し分ない反騰をみせた。だがまさにその翌日 ―11/1― 金星による天王星・冥王星スクエアのトランスレーションが始まったのだ。実際、その日から金星は3日間にわたる、天王星・冥王星スクエアとのT字スクエアを開始した。

さて以前のコラムで述べてきたことからもご承知の通り、天王星はサプライズと突然の反転、そして(または)重要な下値支持線か上値抵抗線の突破という事象を支配する。木曜と金曜にはこの事象が目撃された。例えば米国株市場( ダウ工業平均を指標とする)は木曜に小気味良く騰がった。ダウは126ポイントの上昇だった。その後金曜の朝に出た非常に好ましい雇用統計を受けて、反騰は続いた。そして当初は60ポイント騰がっていた。だがその後、典型的な天王星スタイルを踏襲して突如反転し、その週に騰げた分の全てを奪い去り140ポイント近く下げて引けた。