そして週末になると何も変わっていない事は明らかとなった―ホワイトハウスの指導力、あるいは上院、下院、州知事の顔ぶれに至るまで何もかも…。
しかし、私自身が正しく来年のトランジット(惑星の運行)を読んでいたとすれば、来年、物事が良い方向に“チェンジ”する「希望」はある。
結論から先に言うと、これは水のサイン(蟹座、蠍座、魚座)内で起こる顕著なグランドトライン(3惑星が相互に120度の関係になる位相)の一環として、まもなく木星が蟹座に入居して高揚する【註:木星の蟹座入居は2012年6月26日】。そして米国は蟹座の国なのだ【註:米国始原図の太陽は蟹座にあるという事を意味している】。解決する術がないのだとしても、別の手立てでチェンジしていくとみて間違いない。
希望と変容を約束するものではない配置として、土星は蠍座入居で毅然とした存在となるだろう。それは変容のみを約束する―あるいは、権威の喪失か。
それでも大統領選は貴金属にとっては良い週を提供した。先週初めには 1,675以下で始まった金相場は、週末1,730超えで引けた。銀は、月曜(5日)の寄り付きに3,065まで売られたものの、週末は3,260付近で引けている。
これこそが相場だ、この動きが明らかに事実を物語っている。―とどのつまりは―米国の政治状況になんら変化がなかったという事を。
経済が不確実的な時代では、金の動きが活発になる。今後の世界経済の行方は大統領選に向かうにつれ不透明であったのだ。そして…何も変わっていない。少なくとも、現段階ではまだ…。