時は金なりというが

ノロウィルスが蔓延しているそうだ。休み中はずっと寝てましたでは話にならぬ。ご用心ご用心。

表裏なき聖樹どこにも燈がともる  波津女。

世の中はクリスマス気分。その後はお正月。

欧米市場に大納会はない。さすがに1月1日は休場だが、大晦日でも取引所はやっている。

米国は25日、英国は25~26日が休場。この日以外は通常営業だ。

あとはトレーダー個々の裁量で、好きに休みを取るという寸法。

欧米では、今ごろジタバタと相場を張っているトレーダー達は、負け組といわれている。

今年、既に稼ぎまくったトレーダーは、感謝祭のあたりから、長期休暇を取ってしまう。

どこか南の島にでも行って、のんびりくつろいでいるだろう。

昔、日本の大発会はお屠蘇気分だった。今は、そんな余裕もない。

取引所には、振袖姿の女子社員。前場が終われば酒盛りが始まる。

その頃欧米では、長期休暇で休養充分のトレーダー達が2日から働いている。彼らは実に時間の使い方が上手い。

相場は時間だと喝破したのは、伝説の相場師といわれるギャンだ。

時間に追われて、相場を張るようでは決していい結果が出ない。

その意味では、もう後がない老人は、黙って相場を見ているだけがよろしい。

さて、相場は原油が85㌦をストーンと割って、80㌦への流れ。

金は戻り一杯のところにきている。次に1,700㌦を割り込むと1,650㌦。そこで止まるかを見ておく。

年末、そのあたりがあれば、買っておいても良いだろう。