12月17日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その2

これは牡羊座の天王星と山羊座の冥王星間のワクシングスクエアにまつわる、政治と経済のシンクロニシティ(共時性)だ。政府(山羊座)による莫大な負債(冥王星)は世界中に蔓延している。だが政府の改革(山羊座の冥王星)に必要とされる緊縮政策(山羊座)の実施となると、誰も望まない。人々は自分達の欲望(牡羊座)が満たされることを望んでおり、もしそれが得られなければキレて怒り、状況はまたたく間に暴発しやすくなる(牡羊座の天王星)。物事は急速に手に負えない状況に陥るかもしれない。人々は怒るだけではなく暴力的にもなり、人命が危険に曝される可能性がある(天王星・冥王星スクエア)。

今日の社会において、私達は、天王星・冥王星に関わるこうしたタイプの出来事が通常より頻繁に起きるのを目にしている。例えば先週金曜には、コネチカット州の小学校に乗り込んだ銃撃犯が、20人の子供達を含む26人もの人々を殺害した。これはちょうど天王星が滞留から順行に転じる時間帯の出来事だった。天王星は、周知のように、この強力かつ危険なジオコズミック・アスペクト(天王星・冥王星スクエア)が孕む、この種の心無い、狂気に満ちた悲劇の潜在的可能性を示す原理の一端を担っている。

先週起きた出来事の内で、こうした潜在的危険性を示すもう一つの例として明らかなのは、北朝鮮が長距離ミサイルとされる「銀河3号」を成功裡に打ち上げたことだ。これは、将来的に核弾頭を装備したミサイル発射に繋がるとして、多くの人々が怖れていたことだ。