くたびれ模様の睦月かな

今日は鏡開き。明日は新月。あっという間に一週間が過ぎていく。相場はそろそろくたびれる時節。

傍観す女手に鏡餅割るを 三鬼。

電車で座っていると、目の前に丈の短いスカートを履いた女性がやって来た。

その女性は、自分の美しい足を見せたいのか、見られたいのか。

そんなに美しい御御足なら、ありがたく拝見いたしましょう。

ただこんな寒い季節にそんな格好しなくても。これも今の流行か。

ミニスカートも、綺麗な宝石でも、おしゃれは、自分が楽しんでいると同時に、これを『見せたい・見られたい』という気持ちがある。

見せたい気持ちはわかるのだが、見せられるこちら側にとっては、有難迷惑な時がある。

情に棹差せば流される。流行も、美の基準も、感性も、千差万別。人それぞれという事。

さて、相場の方は目先円高を見ている。

しかし、切り返しが強いようだ。簡単には下げてくれない。じっと我慢。

年を取ると、その我慢が出来ない。

限られた生の終盤にもなると、どうしても、ゆっくり上がっていく上昇相場より、早く下げていく下げ相場を好む。

時間を味方にできない投資家の商いは、負け戦に等しい。

城を攻めるのも兵糧攻め、水攻め。時間を味方につけた戦は勝つ。

このドル円相場も高値保合いからアッという下げが来よう。それまでは、黙ってみておく。

円安で、国内商品はガソリンもゴムも伸びすぎた。くたびれ模様。

明日十二日は新月。三連休明けの東京市場は、マドをあけた急落が入る時節と見る。