節目節目の時節かな

昨日が土用。明日は上弦。あさっては大寒である。何かと、節目どころの多い時間帯といえよう。

大寒の星の栄華を誰も見ず 光子。

五日から来月三日、立春の前日までの一月を「寒」「寒の内」と呼ぶ。

一年で、最も寒い時期。二十日は「大寒」で、字だけでも寒々しい。

寒の内は、雨が少なく、好天に恵まれることが多い。外の空気は、乾ききっている。

こんな日の夜空はさぞかし美しかろう。

祇園や先斗町あたりで、小鍋立てを前に、佳人と差しつ差されつ、艶な夜を過ごしたい。

そんな夢想をしながら、月曜までは布団を被って寝ていようか。

さて、相場の方は株も、国内商品も、今は為替の影響が大きい。

円安で上げ、円高で下がる。至って単純。

為替は、円安が昨年十月から、三月またがり九十日を経過。一つの節目どころである。

次第に高下の幅が広がっているが、これも一つの天井サイン。

上陰を残したり、下影を残す、たくり線になったりと右往左往。  

投資家心理は、微妙に変化しつつある。

欧米ではウェッジとも言われているが、ドル高値更新は三回目。

三度目の正直とはよく言ったものだ。高値切上げ三発目は売り場。

90円台あらば、ありがたくドルを売っておく。その後ドスーンと落ちて、元の木阿弥。

商品も、株も、為替の動きを見ておれば良い。

ゴムは、戻しても三尊右肩で終わろう。

ガソリンは、75,000以上があれば、売っておけば良い。

もう、原油の時代でもなかろう。