2月4日付 メリマンコラム 《回顧と展望》

幸せな日々がまたやってきている!

2月1日(金曜日)発表1月の雇用統計では、非農業部門雇用者数(NFP)が前月比15万7000人増。更に昨年12月分の改定値が20万人近く(19.6万人)に上方修正。このポジティブなニュースを背景に、NYダウは2007年以来になる引け値で14,000超えを果たした。また、他の株式市場も各国で年初来、数年来の高値に向かっている。

これが木星エネルギーによる砲撃のように感じているのであれば、そう…、さもありなん!この動きはひょっとすると数日で終わらないかもしれない。今週序盤、この木星の本宅である射手座に月が入居、更にその後今週後半にかけて木星がらみの天体位相が起こる。

先週、ダウ同様に強かったのはユーロドル相場。これも注目に値するものであったが、それだけでなくドル円相場も強かった。そうなれば当然ユーロ円が強かった事は言うまでもなく、これ(ユーロ高/円安)に、世界貿易における自らの優位性が蝕まれ、これに対して日本復活の足音が近付いてくるのではないか、と見ている欧州人たちは戦々恐々としている。通貨戦争は終わっていない。

一方、先週の貴金属市場は、金と銀が週明けこそ下押されたものの、日足を追うにつれ相場は回復していった。ただ、その値動きは決して平坦な道のりとは言えないもので、終わってみれば、両市場とも1月4日の安値と1月17~23日につけた高値圏との間で推移していた。

ただその一方で先週の原油は上伸して1月30日には98.24まで上昇(3月限)。これは12年9月17日以来の値位置水準までの戻り。この原油の動きは複数の木星サインに関連している。これらは1月25~30日に影響を及ぼしていた。何故なら木星は― 海王星とともに― 原油市場を支配しているからだ。