火星と海王星はまた、事故を招くような濃霧や原油漏れ、そして苦しむ人々や、何らかの形で犠牲者の役割を負わされている人々への思いやりの気持を表したいという欲望をも意味している。市場に関して言うなら、これはある噂が立ち、それに関して偽の懸念に基づいた報告か報道が続き、それが投機性を帯びた売買へと導く可能性を示す。
ただ、株式トレーダーに最も重要となろう天体位相は、週後半に来る。2月7日、金星は木星とトラインを形成。10日には火星・木星間でスクエアが形成される。
これはある意味で、木星・海王星間のオーブの広いスクエアに対する火星トランスレーションとも言えよう。これはアラン・グリーンスパン(前FRB議長)が言い出した「根拠なき熱狂」の如きダイナミズムを有している。
その時まで株式市場が弧を描くように上昇し続ける可能性はある。何故なら木星が活性化している時はいつでも、金融市場のトレンドは期待と抵抗線をはるかに越えて上昇するか、支持線をはるかに下回って下落するかのいずれかになるからだ。それはワイルドだが見当外れの熱狂となるか、あるいはヒステリーとパニックに覆われるか、どちらかだ。今のところは、前者の路線が強いように見える。
さらにその上、2月10日は水瓶座で新月(太陽と月のコンジャンクション)。更にその後2月11~18日にかけて、土星関連の天体位相がやって来る。木星の理想(希望)は、土星の現実で打ち砕かれることになろう。