天王星・冥王星のスクエアは貴金属、そして人様の生き死にの面の両方で、依然として爆発的で思いも寄らない形で、そのマニフェストを発し続けている。
先週金曜、ロシア中央部を隕石が襲い、1000人以上の人々が負傷した。
一方、大型豪華客船でエンジンルームに火事が起こり、4日間にわたり電気系統が遮断された挙げ句、動かなくなった船がアラバマ州モビールに曳航されるまで、乗り合わせた4000人以上の人々が溢れたトイレの酷い臭気の中で苦しんだ。
これは全てマンデーン・アストロロジーにおける天王星・冥王星スクエアの原理と一致するもので、2015年3月までその影響力は続く。それは予期せぬ天災または制御不能の人災によって多くの人々の生命を脅かす可能性を持つ、危険なシグナルだ。
このアスペクトの下で起きる物事に関しては、その突然の発生を防いだり避けるために出来ることなど何も無い。何か起きた時に私達が出来ることは、ただ自分の反応とそれによる行動をコントロールすることだけだ。
金融市場の観点からも、これは奇妙で予期せぬ動向と一致し得る。例えば、世界中を何気なく見渡しながらその多様な株式市場を観察してみれば、先週はこんなことが起きていたのに気付く。— SMI(スイス)とFTSE(英)では数年ぶりの新高値を記録したが、AEX(蘭)では年初来安値を更新、DAX(独)は(2月の頭につけた)年初来安値を試しにかかった。ナスダックとNYダウは数年ぶりの新高値を更新するも、ボベスパ(伯)は年初来安値を更新。またオールオーディナリーズ(豪)と上海指数が数ヵ月ぶりの高値をつけた一方で、ニフティ(印)とハンセン(香港)は年初来安値更新。
これは、世界のそれぞれの地域に発生する異市場間ダイバージェンスの並外れたケースだ。 だがこれは強気か弱気か、どちらを示唆するのだろうか?
いやいや、先週最も目立った値動きは貴金属市場であろう。先週15日(金曜日)、金は一時1600を下回る。これは12年8月以来の出来事である。このとき銀も30㌦を割り込んだ(2966㌣)。この下落はあっという間でその激しさに多くの人々にショックを与えたのだが、日柄と値幅両方の見地から見ても我が予測(forecasts)通りであったといえる。