2月18日付 メリマンコラム 《長期見通し》 その1

『我々が選出した中で、過去最も不成功に終わった指導者達を繋ぐ要素といえば… 破られた約束と疎外された民衆を避けがたく生み出す憂鬱な気質だ… 間違いなく失政を行ったとされる最高行政責任者達(大統領達)は誰もが皆、自分自身の公約の核心部に違反するという自己破滅的な傾向を示した』
— “Learning From White House Failure,” by Michael Medved, 2013年2月11日付 USA Todayより

 というわけで、海王星そのものの原理と、現在運行中の海王星が今後2年間にわたり米国大統領バラク・オバマの出生図における支配的なジオコズミック・ファクターであるという事実にまた立ち戻ろう。今週は運行中の太陽が海王星とコンジャンクション(日本時間21日)を形成、大統領の出生図上に重要な天体配置を形成することから、その効果が再浮上する。

 では少し復習してみよう。運行中の海王星は現在(2013年2月中旬)から2015年2月までの間に魚座の3~6度を運行する。オバマの出生図の月は双子座の3度にあり、出生図の冥王星は乙女座6度に位置。したがって運行中の海王星は彼の月・冥王星スクエアに対しT字スクエアを形成するが、これは「ハードアスペクト構造」として知られるものだ。それは何も彼の人生が突如として崩壊するという意味ではない(たとえ実際そんな風に顕現したとしても)。だがそれは、海王星の持つ力学が人生において前面に浮かび上がり、主要な問題となることを確実に意味している。またそれは、海王星の持つネガティブなテーマに沿って行動を起こす誘惑が普段より強くなり、規律に基づいた思考と熟考した上での反応を伴わなければ、海王星が示す原理に沿った結末を招くことをも意味する。