暴走列車が突っ走る(日刊版2月20日付)

「もう」は「まだ」なり。大局的に、ドル円相場は下がりません。何事も、シンプルに考えることです。

春寒を心に決めてゆく次第   汀子。

寒さが戻り、東京では雪が降っているとか。

さもありなん、春寒だ。いまの世の中の流れは、非常に判り易い。

円高で苦しめられてきた日本も、ようやく良い流れが来た。

国際社会で円安が容認されたとテレビや新聞で報道されているが、そんなものは関係ない。

下げた相場は騰がる。騰げた相場は下がる。ただそれだけ。

今は1㌦=100円だと騒いでいるが、100円どころでは収まらない。

120円、130円と、円安という名の暴走列車が突っ走ろう。

世の中、また騒然となる。90年代のバブルを知らない世代が、またバブルに踊らされる。

流れに身を任せるなら、こんなところで降りることはない。一緒になって騒げばよい。

世界の株式市場が右肩上がりになっていると言う。リーマンショック前の高値に比べると、日本株の出足がもっとも遅いらしい。

海外の投資家達が日本株を買う。後から個人がついてくる。

最後に、日本の金融機関が買いに来る。

今はようやく、個人が買い始めたところ。金融機関や、生損保などは、まだまだ売り越し。

日経平均が、1万2000円を超えてから、ようやく彼らが本格的に買い始めるのだろう。

夏頃には、今の価格を振り返れば、何故、あの時買えなかったのかと悔やまれよう。

罫線を後から見てここで買いやった―。