魔の時間帯に注意(日刊版3月01日付)

悪いのは、水星のせいにしたらよい。相場は騰げるために下げただけ。あわてたのは人間だけ。

濃やかに弥生の雲の流れけり   漱石。

さて、三月である。

イングランド地方では、獅子のようにやって来て、子羊のように去っていくのが三月なのだそうだ。
 
何かと、心理が揺れ動く時期です。強気と弱気が日替わりでコロコロ代わります。

今泣いた烏が、もう笑っている。

やれ、欧州不安再燃だ、アメリカの財政危機だと騒いでも、次の日には何も無かったように株が上げ、ドル円が上昇。

目下、水星逆行期間中で、株式も、為替も、商品も、相場全てが大荒れしている。

この乱高下も、来週には収まります。

トレンドは上昇であるから、下げたところを買っておけば良い。

下げたものは騰がる。これから、失地回復の時期です。

国内商品市場は、居心地の良いところまで押しが入った。

伝説の相場師ギャンの法則では、資金を十で割って、一取引を、十分の一だけ使う。無くなれば一旦辞め、うまく利が乗れば、更に十分の一上乗せ。

損失は、常に一割で押さえ、利益は、二倍を狙う。これも、一つの相場の張り方である。

相場の張り方は、投資家の数ほどあると言う。自分にあった手法を堅持し、資金管理を厳格に行えば、大きく遣られることはあるまい。

ただ、心理が揺らいでいるときは、魔が差しやすい。

心理は、天体現象の影響を受ける。この時期はよくよくご注意を。