何かと節目が続きます。今日が下弦の月にして、啓蟄。もぞもぞと、何か動き出す時期です。
海女とても陸こそよかれ桃の花 虚子。
桃の節句が終わってしまった。これが終わると、今度は啓蟄である。
冬眠していた蛇や蛙などが、暖かさに誘われて穴から出てくる時節。と辞書に載っているが、私が蛇や蛙なら、もう少し土の中にいたい。
実際に虫が活動を始めるのはもっと暖かくなってからである。
西で、東で、春の嵐が吹き荒れている。
北の嵐は吹雪。台風のような風に、雪が混じったようなものだとか。聞くだけで震えてしまう。
嵐は相場にも。昨日の敵は、今日の友。今日の友は明日の敵。
為替相場が、上へ下へと大忙しである。
国内商品相場も、為替に引きつられて、右往左往する。
水星逆行中だから仕方がないと割り切る。
この期間中は、短期取引に徹するか、じっと見ているだけにする。
短期取引も、運が悪い人は、買えば下がり、売れば上がる。
為替相場は、昨日は円高から円安に転じ、明日はまた円安から円高に転じよう。
明日は明日の風が吹く。
先週まで吹いていた春の嵐も、今週は次第に収まってくるだろう。蛇や蛙の代わりに、相場が動き出すのかもしれない。
高下収まれば、しばらく眠たい相場が続くことになろう。
春眠暁を覚えず。春暁は眠いもの。相場も気だるくなってくる。
木蓮の風うけてものいうごとし(不如丘)。
お彼岸あたりからは、目が覚めてこよう。