3月11日付 メリマンコラム 《長期見通し》 その2
先週始めに政府側は、予算削減に伴い『ホワイトハウスの一般見学ツアーを中止し… 』ようとしていると発表した。ウォールストリートジャーナルのキンバリー・ストラッセルによると『この布告は共和党に対する大衆の激しい憤りに火を付けるために画策されたものだったが、その意図をわかりやすくはっきり伝えるかわりに、政府側のひどい狭量さを伝えることになった』。ここではっきり伝わる結果となったのは、大統領にとってまたもう一つのバツの悪さだった。このところ彼のネイタル・チャート(出生図)にある月・冥王星スクエア構造と運行中の海王星とが、T字スクエアを形成してネガティブな効果を発揮しており、これは始まったばかりで2年間続いていく。(詳細は先月のコラムを参照)
またストラッセルは同コラムの中で、アイオワ州ウェイヴリーの6年生達がYouTubeでホワイトハウスにツアーの再開を嘆願している件に言及している。『ホワイトハウスは私達みんなのものです。どうか訪問させてください。』彼らはユニゾンで歌う。そしてこれに続いて、ホワイトハウスが “愚か” ではないだろうと考えていそうな予算削減リストが提示されている。例えば、モロッコにおける陶芸教室への援助金プロジェクトの2700万ドル、日本ウズラの繁殖習性に対するコカインの影響の研究への18万1千ドル、大富豪に支給される年間14万8千ドルの失業手当などだ。三番目などは狂気の沙汰に思えるだろう。だが私はミシガン州の成功した修景事業者達のことを知っている。ある事業主は年間40万ドルを稼ぎ出すのだが、それは季節的な収入だ。10月~4月の閑期がやってくると、彼女は失業届を出し ―失業手当を受け取る。毎年やっていることだ。