花の雲鐘は上野か浅草か、と芭蕉も詠みました。サイタ、サイタ、サクラガサイタ。買いの花も。
ふつふつと彼岸櫻の莟哉 子規。
春爛漫といった所だろうか。
待てば海路のなんとやら、と申しますが。人間、心のゆとりの有無が大切ということ。
のたりのたりかな。
日経平均も、ドル円相場も、昨年11月から本格上昇を開始して四ヶ月以上経過した。
小回り三ヵ月を超え、目立った下落は到来しておらず、売り方は、声無しの敗勢。
戦況は「もうはまだなり、まだはもうなり」。
しかし、これほど、いい加減な相場格言もないと、しみじみ思う時がある。
相場が騰がれば、「まだだ」と言い、下がれば、「もう」と言える。
どちらにでも取れる相場格言ではある。
それはさておき、この株価とドル円は「もう」か、「まだ」か。
それは、時間が解決してくれようと割り切るしかない。
当方は買い方陣営。水に落ちた犬は打て。
売り方、踏んで踏んで、刀折れ、矢尽き、玉砕するまで叩く。
国内商品、金、白金、ガソリンは2月調整幅の倍返しを目指す。
遅れてきたゴム相場。二月、50円幅下落、三月ダメ押しで、買い方総懺悔。
満目荒涼も、鳴いてくれるな草の虫。
ここまで追証に耐えてきた買い方、一縷の望み、為替の援護射撃で捲土重来を計る。
お上は、景気を浮揚させようとしている。
逆らっては、勝てない。
円安、景気回復、物価高。これからの潮流になろう。