3月25日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その2
しかしながら、(このキプロスショックのおかげで)水曜日(3月17日)までに、米国という国の実権は、いったい何処が握っているのかという実態が再び露になった。がどこにあるのかが示された。そしてそれは、ホワイトハウス主導のものではなく、連邦準備制度理事会(FRB)主導のものに他ならなかったのだ。
すべての射手座生まれにとって朗報なのは、バーナンキFRB議長の存在。過去、彼の存在が世界を安堵させたという事実。確かに、FRBは低金利および景気刺激策を継続姿勢を打ち出しており。彼がコメントするや否や、NYダウは新高値を更新している。
しかし、その後、おかしなことが起こった。キプロスショックを受けて、彼はその翌日に何のコメントもしなかった。そしてキプロス危機の問題は欧州中央銀行の問題として注目を集め、相場はまた下がりだした。
今やその秘密主義の銀行政策でより知られる(多くの人々からマネーロンダリングの隠れ蓑に過ぎないと信じられている)のどかな島国である小国キプロス共和国の存在が、目下大所帯である欧州連合(EU)の枠組み全体を不安定化させる危険性を秘めている。これは我々を天王星と冥王星(の世界)に引き戻す。
現在我々は、その一生の中で最も長く、そして恐らく、最も影響を及ぼすであろう惑星アスペクトの中間に進もうとしている。
この2大発電所によるワクシングスクエア(90度)は、2012年6月24日~2015年3月17日までの間に都合7回発生。その3回目が2013年5月21日にやって来る。(その予告編として)速い惑星がこれら2つの惑星とコンジャンクション、スクエア、そしてオポジション(180度)を形成するたびに、天王星・ 冥王星が織り成すドラマの主題が動き出すのだ。