為替次第の君なれど(日刊版3月27日付)

今の時期、何かと変わりやすい。これを端境期という。こおいうときにチョコマカするものではない。

轟轟と時を過ぎしめ青き踏む  翔。

踏青とは、中国で春に行う散歩のこと。

先週までに桜は咲き誇っていたが、急に寒くなり、雨風にやられ、アッというまに、花見どころではなくなった。

相場も、キプロスだなんだと、色々変わりやすい天気である。

為替相場が、調整に入ってドルが高い。

国内商品は騰がらん。

されど円安の流れは明確。なにかと騒がしい欧州圏だが、時間が経てば解決されよう。

既に見えている悪材料は、悪材料ではない。

大底を打った相場は、悪材料が出ても、単なる押し目に留まる。

ドル円相場は、押しが入っても90円前後で止まろう。

国内商品は金、白金、ガソリンは同じ波形。

二月の高値から、三月の二番天井へと推移。

ドル円は、三月の高値が、二月のそれよりも高い。こおいうのを、逆行という。

高値で出現した逆行は天井というが、誰が決めたのか。中段の踊り場に過ぎぬこともある。

国内で、金、白金どちらかの市場が三月の安値を更新して、他方が更新しなければ、今度は強気の逆行となる。

あとは金、白金が5000円を超えてくると判り易くなる。

そこから、上げ相場が始まるというもの。

相場は運・鈍・根。 時が来るまでは、ジッと待つは“仁”だ。

運が向けば、何をやっても儲かる。それまでは、愚鈍に徹する。

踏青と洒落込むか。そんな脚力はないが。