ゴムがまた伸びる(日刊版3月28日付)

急に寒くなりました。これも、春の盛り前の風物と思えばよろしい。頭の中では、鶯が鳴いています。

見返れば寒し日暮の山桜   来山。

アメリカの株が強いから、国内の工業品銘柄は下がりません。

NYダウは、三月半ばから14,400㌦前後で保合いに。上放れ寸前となっている。

14,600㌦をとれば、15,000㌦が手に届こう。

欧州圏の情勢が悪い悪いと言いながらアメリカさんは元気が良い。

日経平均も、13,000円台は時間の問題。

鶯は鳴き、桜満開、梨の花も、杏の花も咲きほこる。

花は半開を愛(め)で、酒は微醺をよしとする。

しかし杜甫は、酒債は尋常行く処に有り 人生七十古来稀なり―と(飲み屋の借金は普通行く所には、どこにでもある)。

いつも行く、カウンターの居酒屋には、酒債あればこそ、お酒の味がうまいのである。

さて、相場のほうだが、NY原油が、ダウと共に好調である。

棒に立って、95㌦を買い切り続伸。ゆくゆくは100㌦を狙う強力な上伸相場。国内ガソリンも、追撃買いとなる。

ゴム相場が、昨年八月の底から二段上げで節分天井となった。

しかし、ここから三段上げに入ろうとする所。

三月の安値は二段上げ幅(132円)のほぼ半値押し。押し目底は確認した。

底練りの団子状態も、285円を買い切れば火柱が立つ。陽線追撃買いシグナル。300円は早い。