「春日」には“春の一日”と“春の太陽”という、2つの意味がある。そして、春の夜は「朧」である。
日をつつむ雲のいで来し春日かな 万太郎。
ほんの一週前は、桜が咲いていました。
今は道行く人たちが、また外套を羽織る、文字通りの冴え返りです。
気温の急な変化で、お身体などは崩されておられませんか。
これから、また暖かくなっていきます。
ぼんやりと春は、おぼろで、霞む月明かり。
相場様も、足元がはっきりせず、千鳥足。
出直るまでは、あくせくしないで、力を貯めておくこと。
為替が、緩やかな円高基調。それゆえ、国内商品もパッとしない。
NYでは、原油が噴いている。
東京ガソリンは三月の二点底から出直り基調。
八万円に乗せれば、勢いがつこうというもの。
同じ足取りで、白金が4750円で足場を固めて、さあ、駆け上がろうかと言うところ。
ゴムが275円前後で、かれこれ半月、横に長くたなびきたる。春は曙、枕草子の世界。
レンジが狭まり、さてどちらに抜けようか。
至極簡単な話で、抜けた方につけば良い。
だが、既にポジションは上伸を期待しての買い下がりが多いか。
上抜け追撃買い、下抜けは損切りドテン売り、といきたいところ。
だが、一般投資家は、なかなか損切りドテンができないもの。
ドテンして売ったところが底だった、となれば目も当てられない。
損切りドテンは福の神というが、運が悪いと、往復ビンタを食らう。
何事も、一朝一夕には行かぬ。