花ニ嵐ノ例ヘモアルゾ、サヨナラダケガ人生ダ。
では、何にサヨナラか。目先金市場の強気にである。
佐保姫眠や谷の水の音 東洋城。
NY金が、1520㌦を割りこんで勝負がついた。
東京金は円安支援を失い、きつい下げ。
NY金が底抜けとなると、やはり厳しい下げに見舞われる。
為替の円安も、100円には僅かに及ばず、反転下落。
買い方としては、嫌なムードである。
アベノミクスで、ドル円も、日経平均も、昨年末から大幅に上昇していた。
ドル円は30%、日経は60%の上昇率。いくらなんでも、これは上げ過ぎたということになる。
最後の、黒田サプライズの吹き上げは、まさに相場波動の常道をいく形となった。
これでエリオット波動の5波動目が終了。この後の調整はかなり深いものとなるだろう。
NY金は1550㌦を直ちに奪回できなければ1300~1250㌦へと急落する道のり。
東京金も、下げは免れない。4000円割れはあろうか。
全ての調子が、黒田サプライズで狂い、相場は天井を打った。
花は散る散る相場は曲がる。越すに越せない利食い坂
あとは、どんな調整場面が出てくるか。
時間で調整するか、値幅で調整するか。
NY金は、時間で調整していたが、それでも足りずに、値幅調整をやったのだろう。
ただし、これはダメ押しの下げで、上げるために必要な運動。
なあに、その後、どこかで、また金が買われる時期が来るさ。