2013.04.23

4月22日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その2
世界の株式市場もまた先週は急落した。例えばNYダウは、まさに重要変化日にあたる4月11日 — 間を置かず立て続けにいくつかのジオコスミック・サインが示現する3月17日〜5月5日の中間にあたる日 — に14,877で天井をつけた。先週火曜日に更新したMMA日報ではこう述べた『月曜(4月15日)の動きは典型的な弱気を示すものだ。即ち、4月11日の高値はまさに重要変化日に示現しており、その日は非常に長期にわたって連なる天体位相群の中間地点にあたる。これはストキャスティクスで弱気ダブルループ・フォーメーションの形成と共に起きており、2回目のループが初回より低い(弱気オシレータ・ダイバージェンス)。もし市場が操作されていなかったなら、これは(米国株式の)4年サイクルの天井であり、20〜30%の下落が進行中であると簡単に明言しただろう。もしこれほどの下落が今後2〜6カ月間にわたって起きるなら、政府/中央銀行が公衆に対して正直な仲介者であるという私の信条は息を吹き返すだろう』。
 
 ひょっとすると、この話は大半の読者の皆さんにとってはテクニカルに過ぎるかもしれない。だが要は、もし中央銀行が金利を抑えるためにこうした量的緩和策を行使することによって、株式市場に貯蓄家を誘導しようとするのを止めるなら、ノーマルなサイクルのリズムが働いて、世界の殆どの市場を今後数ヵ月にわたって20〜30%の下落に導くだろう、ということだ。