4月29日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その2
先週、株式市場は反騰した。しかしながら、その度合いはおずおずと気弱なものだった。二週間ほど前の高値を超えることはなかった。そして3~5日後には失速したが、その様子はまるで一旦足を止めて、はたして自分達が正しいことをしているかどうかをチェックするかのようだった。太陽と火星による土星へのオポジションは、今週初め、5月1日まで続く。ファイナンシャル・アストロロジャーにとっての関心事は、そこでこの休止期間が終わりを告げ、新高値へと昇る今一度の推進力がそれに続くのか、それとも木曜の月食(4月25日)が多くの株式市場における二番天井となり、そこから厳しい下落が加速していくのかを確認することにある。
先週は株式の価格パターンと原油のそれは酷似していた。原油は4月18日の安値85.61から木曜(25日)の月食のころには93.87までハネ上がり、その後一服。ただ先週の金と銀は、金曜(26日)の後場を迎えるまでは原油よりはるかに強かった。金は4月16日の安値1321.50から急騰。26日には1484.80をつけた。しかし、週足の引けこの高値から30ポイント以上安い1453.60であった。
銀は4月16日の安値2200から26日に一時2479(セント)まで上伸。しかし金同様集の引けにかけて売られ、2375で先週の取引を終えた。サイクルの研究では(金と銀は)16日の安値が延長PCのボトムでない限り、さらなる下落余地がある。
【金、銀をはじめ、各銘柄の具体的なサイクル位相に関しては先週発行されたMMAサイクルズレポートをご覧下さい】。