なるようにしかならぬ(日刊版05月07日付)

連休明けだ。相場なんか、仕方ないほうへ押しやられる。高かろう安かろう没有法子(メーファーズ)。

美しき五月の汗を拭わずに 狩行。 

緑美しき五月だが、相場の世界で最近の五月はあまり美しくない。

連休前、NY金の日足は、戻りいっぱいから大陰線をつけた格好。これは、戻しても売られる相場と見ている。

1600㌦以上の高値は、差し詰め立山連峰。剣岳へと向かうには、相当の覚悟と体力が要る。

ドル円相場が、四月二六日に大陰線を入れたあと、短い線で下値切り下げ。この後、思い直したようにズカッとまた下げる。まさに小石崩れ。95円を割ってこようか。
得てして、山頂付近で遭難することがある。

円高の影響を受けて、国内商品は下げ基調が続こう。

NY金が戻り天井を打って下げ始めると、東京金は円高要因が加わり下げを加速させる。

連休明けに、NY金が下げきったところで戻しているか

もしれないが、昨年の連休明け東京金はマドを大きく開けてドカッと下げた。

相場は、そこから五月末まで400円の下げ。11年の連休明け五月六日からは、200円以上の強力な五寸釘が打ち込まれていた。

同じことが三年続くのか、それとも、今年は違うのか。連休前後の仕掛けは、丁半ばくちなり。

運がよけりゃ大儲けで、悪けりゃ追証責めに喘ぐか、強制的に玉を切られ足が出る。

不運な人は「シマッタは仕舞え」。幸運な人は「利食い千人力」。

連休明け、七日付けの新聞でこんなことを言っても栓無きことだが…。