5月6日付 メリマンコラム 《短期見通し》その1
今週、主要なジオコスミック・サインは見当たらない。しかしながら、5月9日(日本時間10日朝)には金環日食が起きる。この、他のジオコスミック・サインによって支持されていない日食が、はたして株式市場の反転に合致し得るかどうかを観察するのは興味深いだろう。数年前、ISAR(International Society for Astrological REserarch)ジャーナルに掲載した私の研究によれば、歴史的にみて、通常日食単体では大した影響力を持たない。しかしながら、以下の4つの理由から、今回は それが異なった結果となるかどうか、疑問を持たねばならない。
第一に、今が5月初めだという事。過去3年にわたり、株式市場では4月または5月に重要な天井をつけ、その後に数週間か数ヶ月もの急落が続いた。
第二に、天王星・冥王星スクエアという大きな天体位相が5月20日(日本時間21日)に迫っている。普通、市場はこういった長期にわたる惑星シグナルが正確に示現するその日に反転はしない。だが重ねて言うが、歴史的に言って、長期サイクルの天井や底は、5回ないしそれ以上にわたる正確なアスペクトのシリーズ中、3回目に起きることが多い。そして今回がその3回目なのだ。
第三に、今週、木星が双子座の18~20度に入ってくる。過去2年にわたりこのコラムで注意を喚起してきた通り、土星・天王星がハードアスペクトを形成する時間帯の近傍で双子座の14~24度を運行する木星は、米国株式市場における長期サイクルの天井と合致するという先例を持っている。これもまたこのコラムで論じてきた理由によるが、その黄道運行の時間帯は蟹座4度に至るまで延長する必要があるかもしれない。ということは、今から6月末あたりまでの間にいつでも起こり得るということだ。
そして第四に、私達はいまだに太陽・火星コンジャンクションのオーブ範囲の時間帯にあって、これは5月末まで続く。以前のコラムでも述べたように、このジオコスミック・サインは10度のオーブ(許容範囲)を持って、米国株式指数における価格差10%以上の反転との関連を持つが、これは私達が研究してきた他のどのアスペクトに比べても最強だ。