2013.05.11

5月6日付 メリマンコラム 《短期見通し》その2
 まだまだ考慮すべきジオコスミック・ファクターはあるが(例えば大きな反転と関連性のある太陽と火星の土星とのオポジションなど)全体の状況はおわかり頂けるだろう。
 今現在の状況は輝いて見える。だが、この輝かしい光の裏側を覗き込めば、その先には鋭く切り立った下落の崖が存在するかもしれない。私がこう言うのはパニック売りがあると知っているからなのか(土星と — または — 冥王星が目立って働く時はいつもそれが起きるが)?いや、そうではない。私がこれを書くのはそういった理由からではない。誰も怖がらせるつもりはない。私はただ、過去のジオコスミックサイクルが未来に立ち現れること、そして過去においてみられた相関性がどんなものだったかを読者の皆さんに伝えることが自分の義務だと感じるだけだ。そうすれば皆さんは現在と未来におけるそれらの可能性に気付いていられる。
 こうして相場の天井に関連するいくつかの現行ジオコスミック・サインを挙げたとしても、同時に私はこの反騰が、木星・土星・海王星間でグランドトラインが形成される7月に入るまで続く可能性があるとも考えている。それはこんな感じだ:あなたは激しい嵐を生成しそうないくつかの気象パターンが収斂し始めていることを理解している。だがいつこれら全てのパターンがぶつかり合って嵐となり、襲ってくるかはわからない。それでもあなたは7月のグランドトラインの直後に形成されるパターンはわかっている。
 ではグランドトラインが終わった後、そこに残るのは何か? 木星・天王星そして冥王星間のT字スクエアだ。これは典型的な破産のアスペクトであり、2014年に入っても優に持続する。加えて土星が2015年まで引き続き蠍座に入居している事から、この時期は報いの時であり、三つのD、すなわちdebt(負債), dificits(赤字), downgrades(信用格下げ)を含む過去のふるまいの結果を刈り取るべき時となる。