風薫る五月。風は色々な香りを届けてくれます。食欲がなくても、鶴橋からの風はそそるものです。
風薫る羽織は襟もつくろはず 芭蕉。
ドル円相場は、先週100円を超え続伸。ただしこの後、もう一度100円に引き寄せられるように、相場は下げを入れる場面である。
さて、それが押し目となるのか。98円台に入ってこようものなら、相場は崩れよう。薫風が、どんな香りを市場に届けるのか。まだ判らない。
ニュースでは、円安への批判も燻っているのだそうだ。米国も、自動車業界が政界に圧力をかけているのだとか。
相場は材料で100%動くものではない。
古来から、相場読むより日柄読めという。
往々にして、相場が大きく反応するのは日柄と材料が重なった時。
日柄が来ていない時には、幾ら材料で騒がれても、トレンドは崩れないものである。
ドル円の日柄も、昨年九月から上げ続け、八カ月経過している。
二月、三月、四月と、相場はジグザグに上下動して、四円幅の落とし込みをやっている。
見方によれば、この落とし込みが調整といえなくもない。100円を持ちこたえて、また上げ始めると、もう、ブレーキが効かないとみる。
110円まで突っ走る相場になろうが、あとは相場に聞くしか判らん。
国内商品は、東京ゴムが底入れてして、最初の関門が300円。
調整して、次に上抜けば年初来高値に向おう。
白金の5000円も春の抵抗帯。4750以上を維持しておれば、突破は時間の問題。
後の流れは、東京ゴムと同じである。