行き過ぎれば反動す(日刊版05月15日付)

上がったものは下がり、下がったものは上がる。自然界にも、相場界にも、リズムがあるというもの。

うちゑみて葵祭の老勅使 青畝。

今年は神田祭と、浅草三社祭との間に葵祭がある。

正式には賀茂祭。その昔、祭といえば、この葵祭の事を指した。源氏物語にも出てくるという。

この時期の祭りには、豊作や、恵みの雨などを、神様に祈願する意味合いがあるのだと、誰かが教えてくれた。

困った時の賀茂頼み。

しかし、頼んで応えてくれるほど、相場の神様は暇ではない。ただ謙虚に己を磨くのみ。

FXでドル円取引が盛んなのだという。得てしてこんな時、相場は行き過ぎる。もう訂正に入るところでしょう。

100円に、引き付けられるように下げる。相場にも引力の法則があるというもの。

五月十日の金曜日は金環日食、人心高ぶり、陰陽ともに極に達する。

上げ相場では高値で買い、下げ相場では底値で叩き売る。翌月曜日余韻を残すも、それ以上にはもって行けない。

あとは、自然のリズム。100円を割ってくると98円台か。必然的な調整は宇宙のリズム。

来週は、天王星と冥王星のスクエア。突発的出来事に、高下激しき相場になるか。月食も来週ある。三回連続の食。

市場人気は弱気と強気が交錯し、最後はドテンドテンの消耗地獄。

玉を背にして道なき道を往けば、戦野は夜の雨。元の木阿弥、気を取り直し、賽の河原の石を積む。

東京ゴムは、最初の関門300円手前で調整。買いは三日待ての通り、3~5日の押しは買い、8日下げれば買いをぶん投げ、ドテン売り。