2013.05.21

5月20日付 メリマンコラム 《短期見通し》

おおむね、今週(さらに今後数週間)、我々は5つのジオコスミック・サインの動きを注視している。1つ目は先週記述の天王星・冥王星スクエア。2つ目が木星による双子座の後半部運行で、この惑星とサインの組み合わせは、もし同時に天王星・冥王星のハードアスペクトが存在すれば、株式指数の史上最高値との歴史的な相互関連性を持つ。そしてこれはたった今起きている事だ。ジオコスミック上、その発効期間はほとんどが4月12日〜6月4日の間ではあるが、『フォーキャスト2013』でも述べたように、7月19日に木星が米国始原図の木星を通過するまでは効力を発揮し続けるかもしれない。

3つ目は、大いなるグランドトライン。これは2013年7月17~19日に発生。5大外惑星の内の3惑星(木星、土星、そして海王星)が水のサインの4度に入るというこの天体位相を注視し続けたい(この位相は1967年以降発生していない)。この期間を中心として前後6週間以内に世界の株式がそのサイクルの天井まで引っ張り上げられる可能性はある。というのは、このくらいの長さの惑星サイクルでは、正確なアスペクトを結ぶその日がちょうど天井や底と同期するというのは稀だからだ。

4つ目は、(4月18日の太陽・火星コンジャンクション(0度)以降、5月31日までは両惑星間の距離が依然として10度と離れていないという点に留意したい。数年前に発表した研究では、(この距離にある時間帯に)ダウが10%以上の反転を起こす際にこれ程相関性が見られたサインはこのアスペクト以外にない(ただし木星以降の外惑星とのアスペクトは除く)。

そして最後の5つ目。我々は向こう2週間、1792年5月17日に開設されたニューヨーク証券取引所(NYSE)の設立図と日々の天体位相との関係を見守っていく所存だ(あ、NYSEさん、お誕生日おめでとう!)。なおこの設立図は「すずかけ設立図(Buttonwood Chart)」として知られている【註:NYSE設立の起源である“すずかけ協定”がその語源】。

とりわけ、向こう2週間は非常に重要だ。何故なら運行中の木星が、このNYSE設立図の天秤座に入居している木星・海王星のコンジャンクション、そして同設立図の水瓶座に入居している冥王星との間でグランドトラインを形成しようとしているのだ(全て23~27度)。このグランドトラインは、おおよそ5月20日〜6月22日の期間中に発効する。NYSE設立図もまた5月21~28日に強調される。というのは、運行中の火星がNYSE設立図の太陽・水星コンジャンクションとコンジャンクションの関係になると共に、同設立図の冥王星とはスクエアを形成するからだ。この天体位相は、米国株式市場における急落とは非常に高い相関関係を持っている。ただし、かなり短期の下落となるかもしれない。

【お知らせ】ホロスコープを弊社ツイッターに上げておきました。ご興味ある方はこちらをご覧下さい。