6月3日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その2
だが今週、海王星は滞留から逆行に転じる。FRBのメッセージ(または本意)が何らかの形で誤解された可能性について、ファイナンシャル・アストロロジャーとしての皆さんならどう考えるだろうか? 海王星が混乱、錯覚、思い込みを支配することから、今週か来週にも、FRBが自らの立場と意図を明確にしようとする言葉を耳にするだろうと私は思っている。
そして、そのこと自体もまた問題となるかもしれない。何故なら、誤解を解こうとする何らかの企ては、通常その誤解を深めることになるか、または、別の言い方をすれば、新たな誤解へと導くからだ。
何を言おうとしているかおわかりだろうか? もしわからなくても心配は要らない。今現在、世界の政治・経済の指導者達が発する、過去に言ったこととはほんの少しだけ違和感のある言葉に混乱するのは当然だし、これほどのドラマと共に見せつけられれば、もう既に事情は全く異なるに違いないと皆さんが考えたとしても無理はない。
けれどもこれほど多くの惑星が双子座に入居し、それと共に海王星が強調されていることからすれば、放たれた言葉の分析は一つ確実なことを明らかにする。つまり、彼らの発言は全くもって矛盾を含んでいるのだ。たとえ彼らがその可能性を否定し、また実際に言ったこととは違う何かを意図していたとしてもである。ここでの問題は、彼らの心を読んだり意図を真に理解出来きたりする人々によって世界が出来ている訳ではないという事だ。彼らの方はあたかも私達の心を読めて、何が私達にとって最善の利益になるかを知っているかのようにふるまうとしてもである。