13.07.01

7月01日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その1

今週、7月4日は米国独立記念日。所謂ホリデイ・ウィークであり、金融市場も当日は休場となる(註:前日3日は短縮取引)。従ってこの期間は往々にして商いが薄くなる可能性を意味している。これに水星逆行という要因を加味すると、今週はテクニカル指標の信頼度が非常に低くなる可能性が示唆される。今週は休暇に相応しい週となるだろう。これは私自身がそうしようと思っていることだ。

先週は、様々なレベルでとても重要な週だった。特に米国では、最高裁判所と議会がいくつかの驚くべき決定を下し、その発表内容には同性婚(州により法的に許可されている)や1965年に成立した投票権法(これが違憲だったとした)が含まれていた。一方、上院は超党派による移民法案を可決したが、下院は検証可能な説明責任を通して国境が護られるようになるまでは、これを投票にかけないと発表した。

さぁ、これが木星、土星、そして海王星が関わるグランドトラインの持つ様相だ。今年の初め頃は、それが米国の負債と赤字問題を削減するための『グランドバーゲン』(政治上の包括的取引)に結び付くように見えた。2カ月ほど前、それは起きないというのが(少なくとも私にとっては)確実になった。次に私が当てはまりそうだと考えたのは移民改革法案だった。どのみち、蟹座の木星が土星と海王星にトラインということで……整合性はある。だが現在、これが下院を通りそうには見えない。何故なら検証可能な国境警護の手段を保証する表現に欠けているからだ。