* 文中に出てくる「金のスペシャルリポート」は既にUPしてあります(7月3日)
7月01日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その2
代わりに木星・土星トラインの指標となった決断は、最終決定が州の手に渡された「同性婚」であり、そして1965年の「投票権法」の条項撤廃だ。結局、グランドトラインが示唆する可能性の中で勝利を得たのは魚座の海王星が受け持つ部分のみに見える。
選挙だろうと寝室だろうと、人種や性の相違にどんな垣根も存在しない(誰もが平等の権利を持ち — 一部の州では — そして全ての州の誰もが、投票する時には自分が申し立てた通りの人物であることを証明しなければならない)。投票権法の条項撤廃は、必ずや多くの米国民に人種差別的だと受けとめられるとしても、だ。私達はもう十分混乱しているのではないか?
そういえば…市場もまた非常に混乱していたし、おそらく今もその渦中にある。皆さんは2回ほど前のコラム、ちょうど6月6日に海王星が逆行に転じ、FRBがまもなく量的緩和プログラムをフェードアウトさせると仄めかして金融の現場が震え上がった時のことを覚えておられるのではないだろうか? 株式と国債は急落した(貴金属も同様だった)。当時私は、投資の現場ではバーナンキとFRBのメッセージを誤解しているに違いないと述べた。彼らは何も変えようとはしていないと。さて、先週金曜(28日)のウォールストリート・ジャーナルの一面にはこう書かれている。『FRB当局者が声高に断言する。国債買い入れを暫時減らすという先週のバーナンキ発言は誤解されていると…』。この記事は、株式にとっては月曜(24日)の安値の後で鮮やかに反発する助けとなったが、金と銀には効き目が無く、ヘリオセントリックの水星の射手座入り(ヘリオ射手座ファクター)の時間帯にもかかわらず、金曜まで急激な下落が続いた。今後もまだ、時間と価格の共時的な重なり合いが束になってやって来る。これについては先週金曜朝にMMAの購読者向けに送った金のスペシャルリポートの中で触れ、貴金属市場がいつ何処で底をつけると予測するかについての要点を述べた。また私達のYou Tubeチャンネルで、4月6日~8日に開催された初回MMTAトレーニングコースからのビデオの中でも幅広い解釈を行っている。だが今現在、私達はタイミングと価格に関してもっと詳細を把握出来ている。