2013.09.11

9月9日付 メリマンコラム 《短期見通し》

 9月9日(月曜日)より、9つの重要なジオコスミック・サインが展開される24日間が始まる。その口火を切るアスペクトは、9日に形成される獅子座の火星と蠍座の土星のスクエア(90度)である【註:日本時間で同日20時ごろ】。このアスペクト、通常はあまり愉快なものではない。実際、たいていの場合で桁外れにシリアスなものとなる。徹底して抑鬱的、抑圧的、そして弾圧的にもなり得る。この日は全ての約束事をキャンセルし、ケガや争い事になりそうな状況を避け、そして長い間ぐずぐずと先延ばしにしていたせいで今や押しつぶされそうになっている仕事に追い着き、遅れを取り戻す必要がある。これは “追い着く” ための時なのだ。何か新しくて凄いアイデアを進めていくような時ではない。誰も気に懸けてくれない。誰一人あなたに共感せず、あなたがずっと長い間何もせずにいたこと ? 彼らに言わせればあまりにも長くほったらかしていたこと ? を理由に、ずっと前に終わらせる必要があったのに今頃やるなんて、と批判的になる。
ただそれでも、これは土星のアスペクトだ。われわれ(ファイナンシャル・アストロロジーの)ルールでは、如何なる相場も、土星のアスペクト(前後1日)付近で下落した場面は買いの好機となる。

 9月11日(水曜日)、金星は相性の良い天秤座(金星が支配するサイン)を離れ、蠍座に移る。このサインは金星にとってディトリメント(損傷)サインと呼ばれる不利なサインである。これもまた有利な環境からから不利な環境へのシフトを示すと予測されるが、蠍座に金星を持つ身として、正直なところ古代の人々は勘違いをしていたのだと思っている。私は金星を蠍座に持って満足だ(山羊座の太陽なら当然か?) いずれにせよ、信用と負債というテーマが舞台の中央に再びせり上がってくることになる。その期間は金星(お金と信用)が蠍座(負債)に入居する9月11日~10月7日だ。

 更に今度の土曜(9月14日)は火星が天王星とトライン(120度)を形成、金星も海王星とトラインを形成する(金星・海王星トラインは日本時間で15日)。アストロロジーの研究において、トラインは一般的に好ましいと考えられている。従って、おそらく株式(金星)はこの時期、すなわち14日±3営業日の間は反騰が続くかもしれない。そうなるよう期待しよう。何故なら、翌週に金星は土星とコンジャンクション(0度)を形成(9月19日)、また冥王星が逆行から静止状態を経て順行に転じる(9月21日)。この時期、上述の蠍座の金星が持つディトリメントという質を強調する(冥王星は蠍座の支配星)ことから、いささかシリアスな雰囲気となろう。