9月9日付 メリマンコラム 《長期見通し》 その1
“Ambition robs you of your childhood. The moment you want to become an adult—in any way—something in your childhood dies” ― John Irving
『野心は、あなたから幼年時代を奪い取る。あなたが大人になりたい―たとえ如何なる方法をもってしても―と思った瞬間、幼年時代に培った何かが消えていくのだ』
―ジョン・アーヴィング(米国の小説家)
今週は、獅子座の火星と蠍座の土星のスクエアで始まる(9日)。火星・土星のハードアスペクトは、それが獅子座や蠍座のようなフィクストサインで形成される場合、単にちょっと頑固だなどという範疇を超えた影響力を及ぼしていく(獅子座生まれのビル・クリントンと蠍座生まれのヒラリー・クリントンの関係を思ってみるといい)。
両惑星の考え方は凝り固まっていて、いかに非生産的な態度をとっているかを明確に示されたとしても聞く耳を持たないという典型的な行動を示す。彼らは耳を貸さない。彼らは既に決意した物事の筋道を逸らすような話は何であれ、聞きたがらない。たとえそれが面倒を引き起こすと解っていてもだ。まるで喜んで喧嘩したがっているかのようだ。彼らは “不可侵の境界線” を引く。そして、それを越えた者は贖わなければならない。獅子座の火星が関わる時は普通、誰が主導権を握っているかを示そうとして争いが起きる。しかしながらまぁ半分以上の確率で、彼らが勝利しようと争う戦いそのものが、通常は彼ら自身に向かって押し寄せるさらに大きな闘争の潮流へと変化していくのだ。