2013.10.09

10月07日付 メリマンコラム 《回顧と展望》その3

(間もなく中間点となる4回目の天王星・冥王星スクエアだけでなく)現在は運行中の土星が蠍座に入居している時間帯(2012年10月~2015年9月)のちょうど中間期でもある。土星は山羊座を支配し、冥王星は蠍座を支配している。つまり両惑星とも相互に相手が支配しているサインに入居している状態。これは「ミューチュアル・リセプション」として知られている天体位相だ。そしてこれが、彼らの持つ力学を倍の強さにしている。土星も冥王星も、アカウンタビリティー、つまり最終責任を負うことと関連している。土星も冥王星も、発覚 — 多くの場合、支配と権力のために隠されたり裏で行われてきた物事に光が当たること — と関連している。冥王星は負債を支配することから、今現在 — 3年間の天王星・冥王星スクエアの中間期と土星の蠍座運行の中間期 — は「審判の時」だ。これについては『フォーキャスト2012』ならびに『フォーキャスト2013』の中で語ってきた。

今現在、世界の金融システムが危険な断崖の淵にあるとしても不思議はない。各国の指導者達、特に米国のリーダー達が自分の考えに固執し、交渉や妥協を拒否するとしても、驚くにはあたらない。米国の始原図(1776年7月4日または7月2日)には太陽と土星がスクエアを形成しており、現在の天王星・冥王星スクエアとはグランドスクエアを形成。そのピークは2014年4月である。

この天体位相こそが革命や反乱が始まっていく、その端緒だ。天王星・冥王星スクエアは政府が機能不全に陥る兆候を示すもので、統治の任を負うべくそれぞれに選出されながら対立している両翼が、互いに交渉に当たることを拒否するのだ。天王星(テクノロジー)と冥王星(スパイ行為)のスクエアはまた政府による監視の象徴でもあり、承諾無しに個人のプライバシーに関わる情報を収集する(NSAの一件に顕れている)。