10月28日付 メリマンコラム 《長期見通し》その1
“単刀直入に言って、オバマ氏のパートナー達はもはや彼とは仕事が出来ないと結論づけた。彼らは彼を信用していない。サウジであろうとシリアの反体制派であろうとフランスであろうとイラクであろうと、枢軸を欠いたアジア諸国や連邦議会の共和党員であろうと、彼らは皆米国大統領の気まぐれで結果的に腹一杯の煮え湯を飲まされてきた… 懸念はオバマ氏が税制改革と支出計画を公的に推し進め、その後で有無を言わせぬ税収増加の御旗の下に、土壇場になってどんなライアン・マレー合意も爆破しようとうずうずしていることだ”。
2013年10月24日付 ウォールストリートジャーナル 紙
「溶け崩れるオバマの信頼性」― ダニエル・ヘニンガーより抜粋
“僕と君、いったいどっちが信用出来ると思ってるんだい?”
—マルクス兄弟の映画『我輩はカモである』より
今度の日食は何をもたらすだろうか? この天王星・冥王星スクエア期の中間点で、そして水星の逆行下で? 私が推理するには、世界の、米国の、負債、赤字、そして税金問題に多くの注目が集まるだろうと思う。
税制見直し論が幅をきかせそうだ。だがそれらは単に言葉に過ぎず、言葉はこの際問題ではない。新しい税制は共和党にとっては役立たずで、ホワイトハウスと民主党にとっては新税制抜きでは何の意味も無くなる。そして当然ながら、蠍座と冥王星は米国健康保険絡みの失態にもまた関連している。米国税庁(IRS) のスキャンダルの暗雲の下で現在捜査の対象になっている税の取り立て機関 — 自身がそれを統括し取り締まるのだから。これはひょっとすると、二つのスキャンダル(IRSとオバマケアの発進)を合体させることで、どちらにも前向きな結果になるといったケースなのだろうか。