*本文中にも出てまいりますが、本来休載予定であった週間レポート作成のためコラムUPが一日遅くなった事をお詫びいたします。
今回のレポートは《回顧と展望》以外は《短期および長期見通し》となっています。
1月6日付 メリマンコラム ≪回顧と展望≫
2週間前のコラムではこう述べた“いくつかの天体によって打ち上げられる、かなりエキサイティングな花火に事欠かないホリデイ・シーズンがやってきた。それは、拡大と楽観のサイン、射手座を通る太陽の旅の終わりを飾るにふさわしいと言えるだろう”。さぁ、そんなわけで新しい年が始まっている。ここまでの2週間、米国市場やドイツ市場のように史上新高値を更新するような上げ相場を我々は目の当たりにした。と同時に、NY金先物が13年12月31日、およそここ2年以上ぶりの最安値水準にまで下落。それは先週末にかけての非常に真っ当な反騰場面が示現する直前の出来事であった。
金融市場にとってこの2週間はむしろ奇妙な時間帯であったといえる。金と銀は下落し、ドル以外の通貨は対ドルで上昇。この動きは想定外のものだった。それだけではなく、金はその後急反騰し、対ドルで騰がっていた通貨は(ユーロやスイスフランのように)急落した。何が起きているのか? ファイナンシャル・アストロロジャーの目から見れば、これは金星逆行(12月21日〜1月31日)の持つ作用であり、おそらくこの逆行が新月によって高揚されたのではないか。この新月は(この時間帯に)冥王星とコンジャンクションを形成し、火星・天王星オポジションとT字スクエアを形成していたのだ。天王星が絡む時は常に、物事は大方の予測通りには運ばないことが非常に多い。金星が逆行する時、中央銀行そして(または)政府の金融政策が変わり、それがダイレクトに通貨価値に影響を与える。実際、金星逆行開始から2週間内に、多くの金融市場が重要な基本トレンドの反転を起こす。我々は現在そんな時間帯に在り、これまでのところ、そんな動きの顕れを貴金属、通貨、米国債、そして原油に見て取っている。これを受け、本来休載予定であった1月6日付のMMAゴールドレポート、ならびにカレンシーレポートをリポート購読者向けに発行したので、レポート購読者の方はそちらをご覧戴きたい。