1月6日付 メリマンコラム 《短期および長期見通し》その2
1月1日に山羊座の11度で起きた新月は強力だった。改革精神に満ちた冥王星とコンジャンクションを形成しただけではなく、火星・天王星のオポジションとのT字スクエアをも形成したのだ。それは米国ばかりではなく、世界中のあらゆる地域で、冥王星による改革(及び新税)に対する抵抗のシグナルとなった。1月1日は当然のことながら、時に皮肉をこめてアフォーダブル・ケア・アクト/ACA(良心的価格の保険法)と呼ばれるオバマケアの正式運用日だった。
これは、今までより狭い補償範囲と高い控除免責金額という恩恵のために、より高額の費用と税金を払うことになる無数の中流クラスの人々にとっては良心的価格でも何でもなかった。一方その同じ政策が、より多数の人々にとっては信じがたいほど良心価格であり、彼らはこれまでより非常に少額で(または)殆ど何も払わずにその恩恵を受けることが出来る。この差は収入の違いに大きく依拠している。これが、米国内で今後2週間の内により頻繁に聞くことになるだろうイデオロギーの一部をなす “所得格差” だ。
しかしながら、2014年1月1日0時のチャート単体で観れば、これからのオバマケアの行く手はスムーズな改革とは行かないようだ。今後6ヶ月以内にこの法令に対する撤廃要求が起こり、それがより大規模な、一般大衆を動かす反乱の要因になる可能性が高い。何故なら天王星は、新しいテクノロジーにまつわる問題とその実施面に関わる問題が、予期せぬ想定外の結末に至ることを暗示するからだ。彼らは果たしてそれにきちんと対応し決着をつけられるだろうか? 魚座の海王星の下では、殆ど誰もが政府(または誰か他の存在)に物事を解決してほしいと望む。問題は管理、統治、そして過度の複雑さ(山羊座)だ。