2014.01.11

1月6日付 メリマンコラム 《短期および長期見通し》その2

だが皮肉なことに、オバマ政権は “メッセージ・ディシプリン” という、もう一つの便利でお手軽な山羊座の得意技にがんじがらめになっており、より崇高な山羊座の質である “誠実・正直” とはかけ離れている。“メッセージ・ディシプリン” を使う際、政治家は、もし何かを繰り返し繰り返し(スローガンのように)言い続ければ、人々はそれが真実だと信じるはずだと信じている ― 現実に直面してそうではないと実証されるまではの話だが(つまり、“ACAが実施されれば、殆どの人の保険料率が年に約2500ドル下がる” などがそれだ)。これは全く真実ではないし、こういった現実への大衆の気付きは、冥王星にコンジャンクトし、火星・天王星のオポジションにT字スクエアとなる新月によって示唆されたように、今にも頭をもたげようとしている。おそらく米国の大衆は、今現在これを十分に理解しているどんな人物よりも、激しい怒りを抱くことだろう。
この新月の効果は2週間続く。しかしながら、火星・冥王星・天王星のT字スクエアの効果は今後4カ月間継続するだろう。また、宇宙の事件一覧表によれば、今週は1月2~8日にもう一つのT字スクエアが、太陽・火星・木星の間で形成される。これは誇張 ― そして懸念の増大を示唆するシグナルだ。ここにおいては目立つことが大切で、正確さは尊重されない。

このコンビネーションは金融市場における大幅な価格変動へと導く可能性を持つが、同時に、世界の指導者達の一部が自分自身をそして(または)目下の状況を大幅に過大評価して判断を大きく誤る結果にも繋がるかもしれない。例えば脅迫や紛争の渦中で見られるように、カッとなりやすいのだ。またこの天体構成は、原油価格にも大きなインパクトを与えるかもしれない。木星はこの商品を支配するし、それに ― ここでも ― 誇張を意味するからだ。

では、このように強力なジオコズミック・ラインナップの下ではどう取引すればよいのだろう? 自分自身の理性に適わない物事を聞いたり読んだりしても、信じてはいけない。これからの4カ月間は、セオリー、イデオロギー、そしてリアリティがぶつかり合うことになりそうだ。そして現実が把握される時、一連の政策は ― またもや ― 転換されるか変更されねばならない。
実体験から成るリアリティよりもイデオロギーの方を力づくで押し通すなら、他者は当事者の正気と(または)その真の意図を疑うだろう。