1月13日付 メリマンコラム 《短期見通し》 その1
今週、唯一起きる主要なジオコスミック・サインは、1月16日(日本時間では17日)の金星・火星スクエアだ。この日はアジアとヨーロッパでは満月でもある(日本では16日)。このアスペクトは株式市場の反転とは控えめな相関関係を持つが、おそらく通貨、砂糖、そして大豆市場のそれとは、より大きな関連性を持っている。私達の集合的心理から言えば、このエネルギーは論争に導きやすく、特に金銭上の問題でそれが起きやすい。また、互いに良く知らないような間柄(行きずりを含む)に芽生える強いロマンティックな(性的意味合いの強い)磁力をも示唆する。もしかしたら、出会い頭にお金のことで言い争ったりしなければ、そのエネルギーがロマンティックな磁力として働くのかもしれない。
おそらく米国では、次期 ― 2月初頭に控える金融危機に関しての不満や愚痴が、地鳴りのように響くかもしれない。大統領は(またもや)債務上限の引き上げに関する交渉を行うつもりはないし、下院共和党は、12月初旬の予算案への合意成立の見返りとして、今後の歳出案に一部の妥協(歳出削減)を要求している。
全ては1月31日、金星が順行に転じ(日本時間では2月1日)、(都合3回シリーズで発生する)木星・冥王星オポジションの2回目が起きる日の天王山に向けて動いている。これらは両方とも非常に強力なジオコスミック・サインであり、長期の市場サイクルの反転と相関関係を保っている。
金星の順行は金星の持つ原理を強調するものであり、それは「合意と支持の必要性」に関わっている。人生において影響を受ける領域はお金と愛情問題だ。通常なら、この領域で好ましい進展があると考えられるだろう。